Chatwork とメールに散在している顧客からの質問を、Claude API で定期的に精査して FAQ に育てる社内サービスを立ち上げます。
vault には既に 14,031 件の Inbox ノートがあり、そのうち 8,954 件(63.8%)が質問を含んでいます。この資産は現在まったく再利用されておらず、同じ質問への回答が担当者ごとに書き起こされている状態です。
FAQ Builder は日次バッチで差分を取り込み、質問抽出 → 名寄せ → 草案生成 → 自動検証までを自動で行い、人は承認だけを行います。定常運用時の Claude API 費用は月 $17.79(約 2,800 円)、人の工数は月 約 12 時間。12 ヶ月後には問い合わせ一次対応の工数を 月 60 時間(月 30 万円相当)削減することを目標とし、投資は通算 22 ヶ月で回収します。
| 指標 | 現状 | 12 ヶ月後の目標 |
|---|---|---|
| FAQ カバレッジ率 | 0%(FAQ が存在しない) | 30% |
| 公開 FAQ 記事数 | 0 件 | 600 件 |
| 一次回答リードタイム | Q1 に計測して確定 | 中央値 −30% |
| 一次対応の削減工数 | — | 月 60 時間 |
_meta/schema.md の規約に従って、Chatwork・メール・X の受信メッセージはすべて 1 通 1 ノートで vault に落ちています。案件(3,634 件)と顧客(493 件)も紐付いています。にもかかわらず、過去の回答を検索して再利用する動線がありません。
全文走査した結果は次のとおりです。
| ソース | ノート数 | 質問を含むノート | 割合 |
|---|---|---|---|
| Chatwork | 7,873 | 4,019 | 51.0% |
| 5,681 | 4,886 | 86.0% | |
| X(DM/メンション) | 472 | 48 | 10.2% |
| Slack / Gmail | 5 | 1 | — |
| 合計 | 14,031 | 8,954 | 63.8% |
メールの質問含有率が高い(86.0%)のは、引用と定型フッタを含んだ長文が多いためで、本文の平均長は 7,398 字、中央値は 329 字と分布が大きく偏っています。前処理で引用・署名・免責文を落とす工程が精度の鍵になります。
直近 7 ヶ月(2026-01〜07)の平均は 1,882 件/月です。ただし 2026-07 の 4,611 件は Chatwork 連携の一括取り込みを含むため実勢より多く、2026-08 は 17 日時点の途中集計です。
そこで前提値は両側に保守を取ります。
| 用途 | 前提値 | 根拠 |
|---|---|---|
| コスト試算(処理量) | 新規流入 約 1,900 件/月 | 7 ヶ月平均 1,882 件/月。多めに見積もる方が安全 |
| 効果試算(削減量) | 質問 約 1,000 件/月 | 2026-07 を除く 6 ヶ月平均は流入 1,428 件/月・質問 990 件/月。少なめに見積もる方が安全 |
コストは多く、効果は少なく置くことで、ROI が楽観に振れないようにしています。
質問の判定パターンを絞った 7,927 件(上表の 8,954 件より狭い条件での集計)に対してキーワード出現率を取ると、コーディング受託業務に固有の 12 テーマに集約されます。これが FAQ の初期カテゴリ体系の骨格になります。なお 1 件が複数カテゴリに該当するため合計は 100% を超えます。正式なカテゴリ確定は Q1 の質問抽出結果(構造化 JSON)に基づいて行います。
FAQ Builder が提供する価値は 3 つです。
| 価値 | 内容 | 効いてくる場面 |
|---|---|---|
| 一次回答の高速化 | 受信した質問に対して、既存 FAQ を回答候補として自動提示する | Chatwork で質問が来た直後 |
| 回答品質の均一化 | 誰が答えても同じ根拠・同じ粒度になる | 担当者が休み・異動したとき |
| 立ち上がりの短縮 | 新メンバーが過去の判断を検索できる | 入社・配置転換の直後 |
対象範囲
Inbox/(Chatwork・メール・X)および Cases/・Knowledge/ からの差分取り込み対象外(本計画では作らない)
lang / translations_json は保持するが翻訳は行わない)既存の synon-cole が vault(Markdown)と SQLite の双方向同期を持っており、note_type でエンティティ種別を判別します。FAQ を note_type: faq の Markdown ノートとして Knowledge/FAQ/ に書き出すだけで、reindex が SQLite に同期し、Obsidian からそのまま閲覧・手編集できます。
新しい DB を立てると同期の整合を自分で持つ必要が出るため、FAQ Builder はステートを持たない worker として実装し、真実は常に vault にあるという構成にします。
synon-ma(MA Suite)で実績のある構成をそのまま流用します。新しい要素を増やさないことを優先しました。
| レイヤ | 採用技術 | 備考 |
|---|---|---|
| 実行形態 | Docker Compose(worker 1 コンテナ) | 画面を持たないため app コンテナは不要 |
| 言語 | Node.js 22 + TypeScript | 既存資産と揃える |
| データストア | vault(Markdown)+ SQLite(WAL) | 真実は vault。SQLite は索引とメトリクス |
| 全文検索 | SQLite FTS5(trigram) | 日本語の部分一致に trigram が有効 |
| ジョブキュー | SQLite jobs テーブル(自前) |
Redis を増やさない。MA Suite と同方式 |
| 質問抽出・判定 | Claude Haiku 4.5(Batch API) | 大量・単純な構造化抽出に最も安い |
| 草案生成・検証 | Claude Sonnet 5(Batch API) | 文章品質が要る工程のみ上位モデル |
| 埋め込み | ローカル ollama(nomic-embed-text 等) |
Claude API に埋め込みが無いため。API 費用ゼロ |
| 通知 | Chatwork API(既存 connector 経由) | 運用ルームへレビュー依頼とアラート |
AI 基盤の方針:本計画は「Claude API 中心」を前提にしています。ただし埋め込み(ベクトル化)は Claude API に該当機能がないため、名寄せ工程のみローカル
ollamaを使います。デバイス上で完結するため追加費用は発生せず、外部送信するテキスト量も減ります。
| # | ステージ | 処理内容 | 実行 |
|---|---|---|---|
| ① | 収集(Ingest) | updated_at のウォーターマークで差分ノートのみ抽出 |
自動 |
| ② | 前処理(Normalize) | 引用行・定型署名・免責フッタの除去、個人情報のマスキング | 自動 |
| ③ | 質問抽出(Extract) | Haiku 4.5 で「質問か / 質問文 / 暗黙の前提 / 回答が付いているか」を JSON 抽出 | 自動 |
| ④ | 名寄せ(Cluster) | ローカル埋め込みのコサイン類似 + FTS5 で、既存 FAQ への紐付けか新規クラスタかを判定 | 自動 |
| ⑤ | 草案生成(Draft) | Sonnet 5 で Q / A / 根拠リンク / 対象読者 / 注意点を生成 | 自動 |
| ⑥ | 自動検証(Verify) | 別プロンプトで根拠との整合をチェックし、0〜1 の信頼度スコアを付与 | 自動 |
| ⑦ | 承認・公開(Publish) | 品質ゲート 4 条件を人が確認して published へ |
人 |
却下・修正の指摘は分類して蓄積し、③ と ⑤ のプロンプト改善に回します(学習ループ)。
顧客名・個人名・メールアドレス・電話番号・金額・URL は API に渡す前に伏字化し、原文への参照 ID だけを残します。復元は vault 側の参照 ID でのみ行います。FAQ 本文に顧客固有情報が残っていた場合は品質ゲートで差し戻します。
_meta/schema.md の規約どおり、YAML フロントマターがそのまま SQLite の行になります。機密カラムは持ちません。
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note_type: faq
organization_code: demo
id: faq_0001
question: テストアップの公開時刻は?
category: テストアップ/検証環境
status: published # draft / review / published / stale / archived
confidence: 0.82 # 自動検証が付ける 0-1 のスコア
source_ids: # 根拠となる原文(2 件以上必須)
- inbox:2026-01-26-質問です-0235cfcc
- inbox:2026-02-20-お客様お問合せ担当-小山-さん-399e0817
case_ids: [P20240607-1]
customer_specific: false # true の FAQ は公開昇格の対象外
owner: u_mtanaka
review_due: 2027-01-03 # 既定は公開日 + 90 日
used_count: 37
version: 3
created_at: 2026-09-20 04:12:00 # 草案が生成された日時
updated_at: 2026-10-05 10:41:00 # 最終レビューで published にした日時
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| 状態 | 意味 | 次の遷移 |
|---|---|---|
draft |
自動生成直後 | レビュー着手で review |
review |
担当者が根拠を確認中。WIP 上限 20 件 | 承認で published / 却下で draft |
published |
社内ナレッジとして検索・提示の対象 | 90 日経過または元データ更新で stale |
stale |
要再評価 | 差分を反映して review へ戻す |
archived |
参照 0 件が 180 日、または内容が失効 | 復活は手動のみ |
published に進むための品質ゲート(4 項目すべて必須)
| 階層 | 指標 | 定義 | 12 ヶ月後の目標 |
|---|---|---|---|
| 事業目標 | 一次対応の削減工数 | FAQ で代替できた回答作成時間 | 月 60 時間 |
| 中間 | FAQ カバレッジ率 | 受信質問のうち既存 FAQ で一次回答できる割合 | 30% |
| 中間 | FAQ 採用率 | 提示された FAQ が実際に回答へ使われた割合 | 60% |
| 中間 | 一次回答リードタイム | 受信から一次回答までの中央値 | −30% |
| 運用 | FAQ 公開記事数 | status: published の件数 |
600 件 |
| 運用 | 自動草案の承認率 | 承認 ÷(承認+却下) | 70% 以上 |
| 運用 | 鮮度充足率 | 90 日以内にレビュー済の割合 | 90% |
| 運用 | 誤情報による訂正率 | 公開後の訂正件数 ÷ 公開記事数 | 2% 以下 |
| 運用 | レビュー滞留日数 | draft → published の中央値 |
3 日以内 |
| 運用 | API コスト | 月次の Claude API 実費 | 月 30 USD 以内 |
ベースライン(現状の一次回答リードタイムと重複質問率)は Q1 の 30 日間で計測して確定させます。ここを測らずに始めると効果を主張できないため、立ち上げ 90 日計画の Day 1-30 に組み込んでいます。
換算レートは 1 USD = 160 円(2026-08-17 の市場レート 約 158.9 円を保守側へ丸め)です。
| 項目 | 金額 | 内訳 |
|---|---|---|
| 開発工数 3.5 人月 | 2,800,000 円 | 設計 1.0 / 実装 2.0 / 検証 0.5 人月(1 人月 80 万円換算) |
| Q1 準備工数 60 時間 | 300,000 円 | ベースライン計測・ゴールデンセット作成・草案 30 件の手動レビュー(ナレッジオーナー/部門リード) |
| 運用工数 9 ヶ月 | 540,000 円 | 月 約 12 時間 × 5,000 円/時 × 9 ヶ月(Q2 以降) |
| Claude API 実費 | 58,000 円 | 初期バックフィル 4,600 円 + 定常 2,800 円 × 9 ヶ月 + 開発期の評価実行 約 28,000 円 |
| 予備費 | 200,000 円 | プロンプト再設計・再バックフィルの余裕 |
| 合計 | 3,898,000 円 | うち 93%(3,640,000 円)が社内リソースの機会費用で、現金支出ではない |
Batch API(50% 割引)を前提とした試算です。
| 工程 | モデル | 数量/月 | 入力 | 出力 | 月額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 質問抽出 | Haiku 4.5 / Batch | 1,900 件 | 3.04 M tok | 0.48 M tok | $2.72 |
| 草案生成 | Sonnet 5 / Batch | 60 クラスタ | 0.72 M tok | 0.09 M tok | $1.17 |
| 重複・更新判定 | Haiku 4.5 / Batch | 60 件 | 0.26 M tok | 0.02 M tok | $0.18 |
| 既存 FAQ の鮮度再評価 | Haiku 4.5 / Batch | 130 件 | 0.78 M tok | 0.05 M tok | $0.52 |
| 社内担当の検索・回答支援 | Sonnet 5(同期) | 600 回 | 4.80 M tok | 0.36 M tok | $13.20 |
| 月次合計 | $17.79(約 2,800 円) |
価格は Claude Platform の料金表(Haiku 4.5: 入力 $1 / 出力 $5、Sonnet 5: 入力 $2 / 出力 $10、Batch は 50% 割引)に基づく 2026-08 時点の試算です。モデルの版上げ時に再計算します。
効果は「質問 約 1,000 件/月 × カバレッジ率 × 12 分 × 5,000 円/時」で金額換算しました。カバレッジ率の立ち上がりを Q2: 10% → Q3: 20% → Q4: 30% と段階的に置いています。
| 期間 | カバレッジ | FAQ で代替できる件数 | 削減時間 | 月あたり効果 |
|---|---|---|---|---|
| Q1(26/09-11) | 0%(開発期間) | — | — | — |
| Q2(26/12-27/02) | 10% | 100 件/月 | 20 時間/月 | 10 万円 |
| Q3(27/03-05) | 20% | 200 件/月 | 40 時間/月 | 20 万円 |
| Q4(27/06-08) | 30% | 300 件/月 | 60 時間/月 | 30 万円 |
削減時間は「質問 1 件あたり、過去の経緯調査と回答文の作成に 12 分かかっている」という前提です。この 12 分は Q1 のベースライン計測で検証し、実測値に置き換えます。
| 期 | 効果 | コスト | 単年損益 | 期末の累積損益 |
|---|---|---|---|---|
| 初年度(12 ヶ月) | 180 万円 | 369 万円 | −189 万円 | −189 万円 |
| 2 年目(単年) | 360 万円 | 119 万円(運用 79 万 + 保守 40 万) | +241 万円 | +52 万円 |
ROI の基本ケースには予備費 20 万円を含めていません(初年度コスト 369 万円 = 開発 280 万 + Q1 準備 30 万 + 運用・API 等 6.6 万円 × 9 ヶ月)。2 年目は運用・API に月 6.6 万円、保守改善に月 3.3 万円(年 0.5 人月)を見込んでいます。
損益分岐は通算 22 ヶ月目です。初年度は開発投資が先行するため赤字ですが、2 年目以降は運用コストが月 10 万円弱まで下がるため、単年で +241 万円の純効果になります。
保守側の前提を積み上げた結果として回収は 2 年目後半になります。前提を実勢寄りに戻す(質問 1,200 件/月・プロンプトキャッシュ適用)と回収は 18 ヶ月前後まで縮まりますが、判断は保守ケースで行うことを推奨します。
synon-ma の営業 FAQ や提案書の素材づくりへ転用できる可能性| 四半期 | 期間 | テーマ | 主な成果物 | マイルストーン |
|---|---|---|---|---|
| Q1 | 2026-09 〜 11 | 基盤構築 | ベースライン計測結果 / マスキング規則 / 質問抽出・名寄せの実装 / ゴールデンセット 100 件 | M1 パイプライン疎通(Day 90) |
| Q2 | 2026-12 〜 2027-02 | 初期 FAQ 立上げ | 草案生成・自動検証 / 全 14,031 件バックフィル / 初期 FAQ 400 件公開 | M2 初期 FAQ 公開 |
| Q3 | 2027-03 〜 05 | 運用定着 | Inbox AI / Hermes への提示統合 / 日次バッチ本番運用 / KPI 改善サイクル | M3 運用 KPI 達成 |
| Q4 | 2027-06 〜 08 | 拡張・横展開 | カテゴリ体系の再編・重複統合 / 顧客向け公開 FAQ の昇格検討 | M4 横展開判断 |
| # | 時期 | 判定基準(すべて満たすこと) |
|---|---|---|
| M1 | 2026-11 末 | ① 質問抽出の適合率 80% 以上 ② 草案の承認率 50% 以上 ③ 公開 FAQ 100 件 ④ API 実費が試算の 1.5 倍以内 |
| M2 | 2027-02 末 | ① 公開 FAQ 400 件 ② 承認率 60% 以上 ③ 誤情報による訂正 5 件以内 |
| M3 | 2027-05 末 | ① カバレッジ率 20% 以上 ② 採用率 50% 以上 ③ レビュー滞留 中央値 5 日以内 |
| M4 | 2027-08 末 | ① カバレッジ率 30% 以上 ② 鮮度充足率 90% ③ 公開 FAQ 昇格の可否を判断(20〜29% の場合は内部ナレッジ用途で継続し、公開昇格は次期へ持ち越す) |
M1 で基準を満たさない場合は撤退または設計見直しを行います。これは意図的な判断ポイントで、Q1 までの投資(約 170 万円の機会費用 = 開発 140 万 + Q1 準備 30 万)で止められる設計にしています。
専任は置かず、既存メンバーの兼務で回します。ナレッジオーナーのみ 2 名体制にして属人化を避けます。
| 役割 | 工数 | 責務 |
|---|---|---|
| サービスオーナー | 1.5 時間/月 | 投資判断・KPI 責任・月次レポートの承認 |
| 開発担当 | Q1-Q2 は 約 0.6 人月/月(3.5 人月 ÷ 6 ヶ月)、Q3 以降 0.2 人月/月 | パイプライン実装・監視・障害対応 |
| ナレッジオーナー ×2 | 合計 8.0 時間/月(各 4.0 時間) | 草案レビューと承認、カテゴリ体系の維持 |
| 部門リード | 2.5 時間/月 | 滞留の裁定・四半期棚卸・月次サンプル監査 |
運用側 3 役割の合計は 月 12.0 時間で、運用計画 §2.1 の総工数と一致します(開発担当の工数は別枠)。
RACI は上図の下段のとおりです(R=実行、A=承認責任、C=相談、I=報告、RA=実行と承認を兼ねる)。公開判断の A(承認責任)はサービスオーナー、R(実行)はナレッジオーナーに置き、実行と承認を分離しています。プロンプト改修だけは影響範囲が限定されるため、開発担当が実行と承認を兼ねます(RA)。
| # | リスク | 影響 | 可能性 | 対策 |
|---|---|---|---|---|
| R1 | 誤った FAQ が流通し、顧客への誤回答につながる | 高 | 中 | 根拠 2 件必須 + 人の承認ゲート。自動公開は行わない。月次で公開分の 10% をサンプル監査 |
| R2 | 個人情報・顧客固有情報が FAQ に混入する | 高 | 中 | API 送信前マスキング + 公開前検査。customer_specific: true は公開昇格の対象外 |
| R3 | レビューが滞留し FAQ が陳腐化する | 中 | 高 | WIP 上限 20 件、7 日超で部門リードへ自動エスカレーション、週次会で強制トリアージ |
| R4 | API コストが想定を超える | 低 | 中 | 月次上限 $30 で自動停止。トークンメーターを日次で記録 |
| R5 | 顧客固有の条件を過度に一般化してしまう | 中 | 中 | 案件・顧客の紐付けを見て「顧客固有」タグを付与。公開対象外にする |
| R6 | 抽出精度が低く、草案が使い物にならない | 中 | 低 | ゴールデンセット 100 件で継続評価。M1 で適合率 80% を判定基準にする |
| R7 | Chatwork 連携が停止しデータが供給されない | 低 | 低 | 既存 connector のリトライと遅延アラートに相乗り |
| R8 | ナレッジオーナーが属人化する | 中 | 低 | オーナー 2 名体制 + 判断基準の手順書化 |
最大のリスクは R1・R2 です。この 2 つは「自動公開しない」という設計上の決定で封じます。全 FAQ は人の承認を経て初めて published になります。
| # | 事項 | 選択肢 | 推奨 |
|---|---|---|---|
| D1 | 開発リソースの確保 | Q1-Q2 の 6 ヶ月で計 3.5 人月(約 0.6 人月/月)を確保できるか | 確保。できない場合は Q1 を 4 ヶ月に延ばす |
| D2 | ナレッジオーナーの指名 | 誰を 2 名立てるか | Chatwork の回答頻度が高い 2 名。Q1 中に指名 |
| D3 | ベースライン計測の方法 | 手動サンプリング / ログからの自動集計 | Day 1-30 は手動サンプリング 100 件で十分 |
| D4 | 顧客向け公開 FAQ の扱い | Q4 に判断 / 最初から視野に入れる | Q4 に判断。M4 の判定項目に含める |
| D5 | 月次 API 上限 | $30 / $50 / 上限なし | $30。プロンプトキャッシュ適用後に見直す |